仮想通貨取引所「FTX」で自動売買の設定行う方法
ビットコイン市場は落ちたら買うだけで儲かるバブル相場。FTXではチャートを気にしなくても一定のロジックで売買を自動化できるしくみが提供されています。感情に左右されずに機械的に売買するほうが利を伸ばすことができるので設定してみましょう。
①画面右のフレームから「Quant Zone」をクリックします。
②「GET STANDARD」をクリックします。
③「+ CREATE NEW RULE」をクリックします。
④「Rule Name」を入力し、TriggerのConditionを設定します。
このConditionが売買を発動する前提条件になります。(15秒間隔で実行されます。)設定するパラメータは90種類くらいの組み合わせで自由に作成することができます。入力欄の横の「?」をクリックすると一覧が表示されるのでそこから選択しましょう。ただ、パラメータが多すぎて意味が分からないものが大半です。代表的なものだと以下があります。
position("BTC-PERP"):
自分のポジション数(単位はロット)。自動売買でポジションを持ちすぎないためにここでコントロールできます。
例えばロングポジションが3ロットより少ない場合に自動売買を行う場合は
position("BTC-PERP")<0.03と入力します。(ビットコインの1ロットは0.01BTCです。)
⑤次にActionsを設定します。
ここはトリガーが発動した際になにをするかの行動を定義します。
<Type>
・Open Position:ポジションを持ちます。
・Close Position:ポジションを決済します。
・Place Custom Order:注文を行います。
・Cancel Custom orders:注文をキャンセルします。
・Pause Rule:ルールを中断します。
・Unpause Rule:ルールを再開します。
・Set Variable:変数をセットします。
ここでは「Place Custom Order」を選択します。
<Order Type>
Limit order:指値注文を行います。
Market order:成行注文を行います。
Stop Market:成行でのストップ注文を行います。
Stop limit:指値でのストップ注文を行います。
Take profit:指定された利益レベルに達したときに決済される成行注文を行います。
Take Profit limit:指定された利益レベルに達したときに決済される指値注文を行います。
ここでは「Limit order」を選択します。
<Side>
・Buy:買いを入れます。
・Sell:売りを入れます。
ここでは「Buy」を選択します。
<Market>
ビットコインの取引なので、ここでは「BTC-PERP」を選択します。
<Limit Price>
指値を指定します。ここでは「price("BTC-PERP")-150」と入力します。
市場価格より150ドル低い価格での買いを設定します。
<Reduce Only>
保有ポジションが既に決済・損切・強制決済された場合に、利食い設定した指値注文が反対売買方向の新たなポジションとして執行されないように使用します。
ここでは「OFF」に設定します。
<Post Only>
Takerとなる注文は取消となり、Makerとなる注文のみ発注できるようになります。
ここでは「ON」に設定します。
<IOC>
指定した値段かそれよりも有利な値段で、即座に一部あるいは全部を約定させ、成立しなかった注文数量はキャンセルされる注文です。
ここでは「OFF」に設定します。
<Keep the existing order>
既に注文がある場合は、既存の注文を維持します。
ここでは「OFF」に設定します。
<Cancel and place a new order>
既に注文がある場合は、既存の注文を置き換えます。
ここでは「ON」に設定します。
<Cancel order if rule is no longer triggered>
ルールが発動しなかった場合はキャンセルします。
ここでは「ON」に設定します。
以上の設定で、15秒間隔でポジションが0.03BTCより少ない場合に市場価格より150ドル安い価格で指値買い注文を出します。
⑥「SAVE AND RUN」をクリックし設定を保存・実行します。
⑦同様に以下の通り買いポジションの決済ルールを設定します。(最適な売価格-1.0ドルの価格で売り注文を出します。)
以上、価格が急落した場合に買って反発したところで売る自動売買の完成です。値幅については相場に応じて調整しましょう。
価格が下に突き抜けて戻ってこないとダメージを被るので注意しましょう。