Bitfinexにおけるテザーのショート出来高急変には注意が必要
ビットコインの世界大手取引所であるBifinexはご存じの方も多いでしょう。
また、その姉妹企業であるテザー社はステーブルコインの代表格であるテザーの発行元であることで有名です。
最近、Bifinexにおけるテザーのショートの出来高(BTCUSTSHORT)とビットコインの価格の関連性が注目されています。
2020年1月14日に突如としてBTCUSTSHORTが急増し、これに伴いビットコイン価格も上昇しました。
その後、2月19日から徐々にBTCUSTSHORTは減少し、ビットコイン価格も後を追うように急落しています。
そして今、これと同じことが起きようとしています。
4月29日に一気にBTCUSTSHORTが急増、そして6月2日から徐々に減少してきています。
ビットコイン価格も多少の乱高下はあったものの、ここにきて下落トレンドに転換しようとしています。
これほどの出来高はおそらくヘッジショートと考えられます。
ヘッジショートとは、現物の価格の下落を相殺するために積まれたショートのことです。
半減期からの上昇相場も一服し、上値は重いと判断されたところで現物を売却し、積まれたショートを清算するために価格の下落を引き起こそうとしているのではないかと予測されます。
特に短時間でBTCUSTSHORTが急激に減少した場合は注意が必要です。
あくまで統計的な予測で明確な根拠はありませんが、このようなことがあることは気に留めておきましょう。